「生活や子どものためにもお金が欲しい」と考えてFXに興味を持つ主婦の方から、これまでたくさんの相談を受けたことがあります。
しかし、家事や育児で忙しい中でせっかくFXの時間を捻出しても、スムーズに稼げるようになる方はほんの一握りです。それどころか、トレードのために用意した資金をあっという間に溶かしてしまい、どうしたらいいかと深刻な悩みを抱える方が後を絶ちません。
FXに元本を失うリスクがあることは、今や誰しも知っているはずです。それでもトレードで資金を溶かすに至ってしまう背景には、主婦ならではの原因がいくつも隠されているのです。
そこでこの記事では、FX初心者の主婦の方が陥りがちな失敗のパターンやその原因、さらには成功のために取り組むべき3つのポイントを解説します。
- FXには主婦だからこそ失敗しやすくなる原因がいくつもある
- 実際に何百万円もの損失を出した主婦が何人もいる
- 主婦がFXで成功するには基礎から学ぶことが大切
主婦だからこそFXで失敗しやすい原因
FXで失敗する原因には様々なものがありますが、特に主婦の方の場合、特有のライフスタイルが影響してしまうことがあります。
主に考えられるのは、下の3つの原因です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
家族から隠れてトレードをする
主婦がFXで失敗しやすい原因の1つ目に、家族から隠れてトレードをすることが挙げられます。
FXは「外国為替証拠金取引」という金融商品で、分類としては株式や不動産などと同様、投資商品のひとつです。しかし、ネット上にはFXで何百万円もの大損を出したり、追証が払えずに破産してしまったトレーダーの話が溢れているため、悪いイメージを持つ人も少なくありません。
主婦でFXを始めたいと思っても、家族やパートナーが否定的な立場だと家庭内で堂々とトレードすることは難しいでしょう。
それでも取引するとなれば隠れて行うことになりますが、周りの目を盗んでトレードをしても注意力が散漫になってしまいます。集中力が保てない状態での取引はトレードチャンスを逃しやすいだけでなく、適切なタイミングでの決済も難しいため、利益を重ねていくのは至難の業です。
「見つからないように」と思っていると、冷静な判断力も保ちにくいですね。
さらに、隠れてトレードしていると負けた時に誰にも相談できず、味方がいない状況になります。
FXに慣れていないと、少額の損失でも精神的に大きな負荷がかかりがちです。そんな時に相談相手がいないと、損失が出たことによる不安や焦りと1人で向き合わなければいけません。隠れて運用していた資金がなくなったことを周囲に知られまいとして、ますます1人で抱え込んでしまう恐れもあります。
家族から隠れて行うトレードにはデメリットが多く、主婦がFXで失敗する最大の要因ともいえるでしょう。
メインのトレード時間帯が日中になる
主婦がFXで失敗しやすい理由の2つ目は、自由に使える時間との兼ね合いで、メインのトレード時間帯が日中になることです。
FXは基本的に、平日なら24時間取引が可能です。しかし、24時間常にトレードチャンスが転がっているわけではありません。FX市場は、主に下の4つの時間帯にわけられます。
この4つの時間帯のうち、取引が活発になりやすいのはロンドン市場やニューヨーク市場が開場している夕方から深夜にかけてです。日本時間の日中は欧米では深夜から早朝にあたるため、日本時間夜に比べるとどうしても流動性が低く、為替レートの動きも控えめになります。
オーストラリア円(AUD/JPY)のように、日中でも動きやすい通貨ペアを狙うといった工夫はできますが、選択肢が狭まるため夜間に取引できるトレーダーと比べると稼ぎにくさは否めません。そして、「なかなか稼げない」という焦りから負けを重ねていってしまうことも珍しくないのです。
時間が余ってしまいオーバートレードになる
主婦がFXで失敗しやすい原因の3つ目はオーバートレード、すなわちトレードのし過ぎです。
オーバートレードとは、1日のうちに何度も取引を行い、当初の計画になかった必要以上のトレードをしてしまうことを指します。
主婦の方は家にいる時間が長い分、家事の時間などを差し引いても、日中オフィスなどで働いているサラリーマンなどと比べるとトレードの時間を取りやすい環境です。比較的好きなタイミングでチャート画面をチェックできることも、主婦トレーダーの強みといえます。
会社に出勤して働いていると、どうしてもトレード時間は取りにくくなるので、主婦の方ならではの利点を活かすのはとても良いことです。
しかし、トレードに費やせる時間の多さは時にあだともなることもあります。
特に注意すべきなのが、「もっと稼ぎたい」「損失分を取り戻したい」という気持ちが強くなっている時です。こうした心理状況だと、少しのチャンスも見逃さないために、1日中チャートに張りつき続けてしまうことが多くなります。
チャートを見る時間が長いことは、必ずしも悪いことではありません。しかし利益にばかり目が向いていると、十分なチャート分析を行わず、エントリー条件も満たないままで勝率の低いトレードを繰り返してしまうリスクが高まります。
長時間にわたる多数のトレードは身体的・精神的にも大きな負荷がかかり、ミスをする可能性も上がるため、自身でトレード時間を区切る意識が必要です。
FXで大損を経験した主婦の3つの失敗談
ここで、FXで大損を経験した主婦の実際の失敗談を見ていきましょう。
FXは基礎から着実に学んでいけば安定した利益を狙えるようになりますが、知識が浅いままトレードを繰り返せば退場を余儀なくされます。下にまとめた失敗談は一例に過ぎませんが、同じ失敗を繰り返さないようにすることが大切です。
失敗談①:余剰資金で始めたつもりが、ズルズル負け続けて200万円を失った
FXで200万失いました。
普通の主婦です。余剰資金のつもりでしたが、ここまで損失を増やすとは思いませんでした。一度、100万の損失で辞めるべきだと思いましたがズルズル続けて、今に至ります。
もう退場することを決めました。
ここからもうローリスクローリターンで充分なので、お勧めの投資を教えて頂きたいです。
積み立てNISAをやっています。イデコは育休中で始めていません。初めての子育て中で、育休後にフルタイムかパートか・しばらく働かないかも悩んでいますが始めるべきでしょうか?
SBI証券のS株(1株投資)も気になっています。
もうどうやって立ち直っていけばいいのか、どう資産を増やしていくのか分かりません。
30歳。総資産800万です。少なすぎですか?
夫は年収1000万、総資産2000万程。
子供はもう一人欲しいですが将来が不安です。
色々となんでもいいのでアドバイスお願い致します。
FXで200万失いました。普通の主婦です。余剰資金のつもりでしたが、ここ… – Yahoo!知恵袋
失敗談②:3日で250万円がなくなり、1,000万円の貯金がゼロに
【高橋】一昨年の7月には、250万円ずつ2つに分けていた元手の一方が850万円まで増えてました。夫の300万円も500万円に増えたから、お盆に2人でセブ島に行ったんですけど……。
――サブプライムが本格化した頃?
【高橋】そう。時期が悪くって、1日中現地のネットカフェにこもってました。夜は夜でケータイをずっと使い通し。全然楽しめなくて。旅費の40万~50万円はカード払いだから、結局は私の生活費をそのまま使ったことに。帰国したら、パケット代も2万円超えてました。それ以降は損ばっかり。3日で250万円がなくなったこともありました。お金を次々に追加しても焼け石に水。どんどんロスカット(損切り)され、9月や10月には私も夫もちょっとおかしくなってた。
【中西】(絶句)……貯金は今、どれくらいあるんですか?
【高橋】今ですか?(苦笑)年末に結婚したときはゼロ。FXをやる前の私の700万円と夫の300万円が消滅。
貯金がゼロに! 投信・FX妻たちの天国と地獄 (2ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
失敗談③:前回失敗しているのに旦那が隠れてFX、150万円の損失を出した
旦那がFXで150万の損失を出しました。
前回失敗したばかりなのに私に黙ってまた始めてたらしく、これは2回目なのでもう私は一銭たりとも助ける気はありません。
旦那の親ももう助ける気は無いようなので旦那1人で返済することになりますが、FXで損失を出した場合の支払いは一括で払えないのなら金融機関で借りて支払うようになるのでしょうか?
それとも特に支払い期限はなくて、コツコツ返済していくようになるのでしょうか?
マイホームの本審査の結果待ちの段階でこの事を話されたのでローンが降りるのかどうかも心配です。(もはやこんな旦那とはマイホームを建てない方がいいのかも、とも考えてはいますが…)
旦那がFXで150万の損失を出しました。前回失敗したばかりなのに… – Yahoo!知恵袋
FXで主婦が失敗するパターン8選
続いて、具体的にFXで主婦が失敗する原因について見ていきましょう。
主婦が陥りやすいFXにおける失敗の要因には、主に以下の8つが考えられます。
自分が当てはまっているもの、当てはまりそうなものがないかチェックしてみてください。失敗を防ぐためには、まずどんな失敗の仕方があるのかを知っておくことが第一歩になります。
ポジポジ病でポジションを持っていないと落ち着かない
主婦がFXで失敗するパターンの1つ目は、常にポジションを持っていないと落ち着かない「ポジポジ病」になっている場合です。
ポジポジ病は、特にFX初心者によく見られる心理状態です。
ポジポジ病になってしまう原因としては、もっと稼ぎたい、損失を取り戻したいという心理からくる、機会損失への恐れが挙げられます。そして、この心理は「ポジションを持たなければ」という脅迫観念に近いため、分析が不十分でもとにかくポジションを持ってしまうという点に大きな問題があります。
十分な分析ができていないトレードはギャンブルにしかならず、どんなに繰り返しても長期的な勝率は上がっていきません。ポジポジ病かもしれない、と思った時は一度トレードから完全に離れ、冷静さを取り戻してから次のトレードに備えましょう。
ポジポジ病かどうか、自分で判断するにはどうしたらいいのでしょうか。
トレードノートをつけてみると、自分の精神状態を客観的に判断しやすくなります。1日のトレード回数や勝率、分析した内容をトレードごとにメモしておいて、毎日見直してみてください。
生活費や借金をトレード資金に回してしまう
主婦がFXで失敗するパターンの2つ目は、生活費や借金をトレードに使ってしまうケースです。
FXに不慣れなままで大きな金額をトレードにつぎ込んでしまうと、負けた時のリスクも非常に高いものとなります。損切りをしておけばダメージを抑えることができた場面でも、一度に口座残高の全てを失ってしまうこともあるかもしれません。
そんな時にFX初心者がやりがちなのが、本来余剰資金のみでトレードすると決めていたはずが、負けが込んで生活費に手を出したり、借金をしてトレード資金を工面しようとすることです。
負けて失った資金を取り戻したい一心での行動とはいえ、もし生活費を無断で使うことになれば、失敗によるプレッシャーはそれまでの比ではありません。まして借金までしてしまうと、平常心でのトレードは非常に困難でしょう。
生活費や借金で用意した資金でトレードすると、「負けられない」「損失を出せない」ばかり考えてしまいそうです。
損失を出した時に取り戻したいという気持ちは誰しも持つものですが、FXでは損失は必要経費であって必ず出るものです。資金管理を徹底し、負けてしまっても焦らずトレードをするメンタルコントロールを身につけることが大切です。
通貨の特性を知らずにトレードをする
主婦がFXで失敗するパターンの3つ目は、通貨の特性を知らずに行うトレードです。
FXで成功するには、基礎から知識を身につけることが欠かせません。通貨ごとの特性も重要な知識のひとつで、下にまとめた3種類の通貨については特に、活発になりやすい時間帯や値動きの癖を理解しておきましょう。
米ドル(USD)は国際通貨の中でも中心的な地位にあり、米ドルの動向はほかの全ての通貨に影響を与える基軸通貨です。また、ユーロ(EUR)には欧州の経済指標の影響を受けやすい、英ポンド(GBP)にはボラティリティが高く、1日のうちでも激しい値動きを見せるなどの特徴があります。
こうした通貨ごとの特性を押さえておけば、無用なリスクを避けたり、トレードチャンスを拡大することができるようになります。
世界の取引量1位~3位はユーロドル(EUR/USD)、ドル円(USD/JPY)、英ポンドドル(GBP/USD)です。
経済指標や要人発言をチェックしていない
主婦がFXで失敗するパターンの4つ目は、取引している通貨ペアに関わる経済指標や要人発言をチェックしていないケースです。
経済指標発表時や要人発言があった際には、為替レートが急激な変動を見せることがあります。そういったタイミングでポジションを持ったままだと、思わぬ含み損を抱えたり、多額の損失を出してしまうリスクがあるため、事前にポジションを解消しておくことが推奨されます。
経済指標発表等が予定されている30分前には、ポジションを解消していくことが推奨されます。
しかし、そもそも経済指標や要人発言についてのチェックを怠っていると、対策自体取ることができません。
トレードの前には、必ず取引する通貨ペアに関連する国の当日の経済指標や、要人発言の時間をチェックしておきましょう。また、米ドルは世界の基軸通貨であり、全ての通貨に影響を及ぼすため、アメリカの雇用統計や金融政策についての発表も押さえておくことが重要です。
週明けにポジションを持ち越して大きな値動きにさらされる
主婦がFXで失敗するパターンの5つ目は、週明けへのポジション持ち越しによる損失です。
週明けの月曜日には、「窓開け」と呼ばれる価格の大幅な変動が起こることがあります。FXでは土日にトレードすることはできませんが、為替レートは動き続けているため、月曜日になってマーケットが開場すると土日に動いていた価格分の窓開けが発生するのです。
一部のイスラム圏の国では、金曜日が休日です。そのため、土曜日・日曜日もバーレーン市場は開いていて、FXのトレードが行われています。
しかも、土日の間に何らかの悪いニュースが飛び込んでくれば、月曜日の窓開け時に想定外の値飛びをする可能性が考えられます。
例えば戦争やテロ、要人暗殺、大地震などの災害、また特定の国で予想外の選挙結果が出た場合などです。あまりに値幅の大きな窓開けだと、金曜日にあらかじめ損切りの設定を入れておいても適用されず、そのままロスカットになってしまうリスクがあるのです。
こうした事態を防ぐためにも、土日を挟んでのポジション持ち越しは行わず、金曜日の営業終了時間までに決済しておくことをおすすめします。
根拠のない感情的なトレードをしている
主婦がFXで失敗するパターンの6つ目は、根拠がないままで行う感情的なトレードです。
FXで勝率を安定させるには、テクニカル分析の精度を上げていくことが第一です。ただ、利益を焦るあまりテクニカル分析の勉強をしないまま取引する初心者トレーダーは後を絶ちません。
その上、損失が出た時の精神的負荷もFXに慣れていないと非常に大きなものになります。仕事やアルバイトなどで苦労して貯めた資金があっという間に消えていってしまうと、FX初心者はますます追い詰められ、ポジポジ病に代表されるように感情的になってトレードを繰り返しがちです。
日常生活では何も買ったりすることなく一気にお金がなくなる経験はそうそうないので、初めはものすごくショックなんですよね・・・。
大切なのは、「早く稼ぎたい」という気持ちがあっても、基礎を固めてから本格的なトレードを始めることです。
論理的な根拠のないトレードや、感情的なトレードは、記録をつけて振り返っても学べることがほとんどありません。しかし、テクニカル分析を学んで常に根拠のあるトレードをしていれば、負けたとしても原因を突き止めて改善していくことができるでしょう。
ハイレバレッジでギャンブルトレードを繰り返す
主婦がFXで失敗するパターンの7つ目は、ハイレバレッジでのギャンブルトレードによる大損です。
ハイレバレッジは少ない元手で大きなリターンが期待できますが、一方でリスクも跳ね上がってしまいます。計画性のないギャンブルトレードでハイレバレッジ運用をすると、一度の負けであっても全資金を失ってしまうことも有り得ます。
レバレッジを安全に活用するなら、リスクリワードを設定した上で、定めたルールを厳守しましょう。トレード資金に対して1回のトレードの損失額が2%以内に収まるようにロット数を調整すれば、ハイレバレッジであっても破産リスクを最小限にして運用できます。
リスクリワードでは、「損失:利益」を「1:2」のように表します。損失よりも利益の割合を多くしておくことで、勝率が50%でも十分に利益が出せるようになります。
ツールに関する知識がないまま詐欺被害に遭う
主婦がFXで失敗するパターンの8つ目は、ツールについての知識がない状態で詐欺被害に遭ってしまうことです。
FXにはエントリータイミングを知らせるサインツールや自動売買(EA)ツールなど、無料のものから有料のものまで、様々なものがあります。中にはFX初心者でも扱いやすい優秀なツールもあるものの、FX初心者からお金を騙し取ることを目的とした悪質な業者やツールも存在するのが実情です。
悪質なツールは、「知識不要」「完全初心者でも簡単に稼げる」などの甘いうたい文句を並べていることが多いので、特に警戒してください。
FX初心者が身を守るためには、FXの基礎やツールについての知識を学ぶしかありません。
サインツールも自動売買(EA)も、一定のロジックをもとに設計されています。そのため、どのようなロジックで稼働しているのかを判断できる知識があれば、不自然なロジックでないか、長期的な運用で破産確率が高くならないか、などが把握できます。
自分1人の力でなかなか稼げないとツールに頼りたいという気持ちが強くなりがちですが、まずは騙されないための知識を得ることが大切です。
多額の損失を出さず成功するための3つポイント
最後に、主婦でFXを始めたい、と考えている方に向けて成功するための3つのポイントをお伝えします。
上の3つのポイントを押さえることができていないと、多額の損失を出し家族にまで負担をかけてしまう可能性もあります。トレードを始める前に、必ず確認しておきましょう。
余剰資金でトレードし生活費には手を出さない
FXで成功するためのポイント1つ目は、トレードは余剰資金で行い、生活費には絶対に手を出さないことです。
実は、FXでは資金管理がしっかりできていれば勝率50%でも十分な利益が得られます。FXで生計を立てているプロのトレーダーであっても、勝率60~70%ということは珍しくありません。裏を返せば、トレードの中には負けも必ず含まれているのです。
しかし、トレード資金を生活費から捻出していると、損失をトレードの一部として捉えることが難しくなってしまいます。損失が出た分だけ生活が苦しくなるので、どうしても利益を出すことにこだわってしまうのです。
常に勝ち続ける必要はなく、トレードの半分は負けても構わない、くらいの心の余裕を持つには、余剰資金でトレードすることが最も理に適っています。メンタルコントロールをしやすくするためにも、生活費はトレード資金とは別に考えておきましょう。
全てのトレードで勝つ必要はない、と思うだけでもかなり気持ちが楽になりますね。
資金的にも精神的にも、常に余裕を持った状態でトレードすることが大切です。
必ずデモトレードで取引方法を確認する
FXで成功するためのポイント2つ目は、本番のトレード前に必ずデモトレードを行い、取引方法の確認をしておくことです。
FXは日常生活で触れる機会がほぼないため、トレードの際には様々な専門用語を目にすることになります。そのため、いきなり本番のトレードを始めると、初めて見る用語の意味がうまく理解できず、注文や決済で誤った操作をしてしまうことが考えられます。
また、売買する金額を左右するロット数などを間違えた場合、資金が一瞬でなくなってしまうリスクもあるため、デモトレードでの事前チェックは欠かせません。
デモトレードは、MT4など代表的なFXの取引ツールで無料で利用できます。トレードに関連する機能を全て使いこなせるようになってからリアルトレードへ移行しましょう。
デモトレードからリアルトレードに以降する際も、最初から大きな金額を動かすのではなく、徐々に金額を上げていくとリスクを減らせます。
損切りルールを作り厳守する
FXで成功するためのポイント3つ目は、自分で損切りルールを作って厳守することです。
以前、金融先物取引業協会が発表したデータによると、FXで損失を出してしまった原因の実に85%が損切りにあるという結果になっています。
一口に損切りと言っても、分析が外れて決済しなければならない場面もありますし、すでに説明したように負けることは必ずしも悪いことではありません。
ただし、本来設定しておいた損切りラインで決済ができず、損失額を膨らませてしまうことは絶対に避けるべきです。含み損が生じるとどうしても「反転するかもしれない」「せめて±0で決済したい」という気持ちになりますが、無理にポジションを保有し続けても最終的には大損するリスクが高まります。
「マイナス20pipsで損切り」など、一度作った損切りルールは絶対に守るようにしましょう。
まとめ
FXでは主婦に限らず、多くの初心者が手痛い失敗を経験しています。
しかしその中でも、家族やパートナーから隠れてトレードしてしまうなど主婦特有の悩みは存在します。ライフスタイルから生じる失敗要因をできるだけ排除しておくためにも、事前に家族に相談するなどの対策を取ることが大切です。
もし損失があっても、1人で抱え込んでいると事態はますます悪い方へと傾いていきます。そんな時にどうしても相談相手がいないようなら、一度トレードをやめて一定期間きっぱりとFXから離れることも必要です。冷静になってから落ち着いてトレードを振り返ることで、成功への道筋が見えるでしょう。
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