この記事では、これらの悩みを解決できます。
FXトレードで安定した利益を目指す上で、トレードノートの作成は必要不可欠です。
本来のトレードプランにない無計画な取引や、勝率を下げてしまう感情的な判断は、多くのトレーダーが直面する課題といえます。これらの問題を解決するにはメンタルコントロールのスキルを上げる必要があり、そのために役立つのがトレードノートなのです。
習慣的にトレードノートをつけていくと、自身の取引パターンが可視化され、負けやすい条件も把握できるようになります。弱点が明らかになればピンポイントな対策ができるため無謀なトレードが減り、メンタル面の安定に加えて、トレード技術の向上も見込めるでしょう。
そこでこの記事では、トレードノートを使ってトレードの質を向上させる方法について、具体的な書き方から活用方法まで詳しく解説します。実際に使えるトレードノートのエクセルテンプレートも無料で配布しているので、ぜひ最後まで読んでいってください。
- トレードノートをつけることがトレードを安定させることにつながる
- トレードノートは体裁や美しさよりも継続できるかどうかが大切
- 「勝ちパターン」や「負けパターン」はトレード勝率の底上げに効果的
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トレードノートをつけるメリット
トレードノートを書いた経験がないと、トレードの記録をつける必要性を感じられない方もいるかもしれません。
トレードノートをつけるメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。いずれのメリットも、継続してトレード記録をつけ続けることで将来的なトレード成績の底上げへと確実につながっていくので、それぞれ詳しく解説していきます。
ギャンブルトレードを抑制できる
トレードノートをつけるメリットの1つ目は、ギャンブルトレードを抑制できることです。
それまで意識せず行っていたギャンブル性の高いトレードがあっても、トレード記録をつけることで可視化され、現状を正しく認識できるようになります。そして、2回連続で損切りになると感情的になりやすい、といった傾向がわかれば、チャートを見ないなど修正の対策が取れるようになるでしょう。
直感や値ごろ感などで「なんとなく勝てそうだから」とエントリーする癖がある場合も、トレードノートの存在が抑止力として働きます。あいまいな理由のエントリーだと、後でトレードの記録を見返した時に根拠が足りていないことが一目瞭然になるためです。
このように、トレードノートの活用は自身のトレードスタイルを客観的に分析するために効果的です。データから見える無駄なリスクを避けることで、利益を積み上げやすくなります。
FXのトレードはエントリー理由を後付けで書き足すこともできますが、そうやって後付けをしたエントリーにも何らかの傾向は見えてくるものです。まずは数をこなして、自分自身のトレード傾向を知ることから始めることが大切です。
トレードの記録から自身の弱点を分析できる
トレードノートをつけるメリットの2つ目は、トレードの記録から自身の弱点を分析できることです。
毎日トレードの記録を取り続けていくと、勝ちパターンや負けパターンが浮かび上がってきます。勝ちパターンの研究は勝率を安定させるためにもちろん欠かせませんが、さらに重要なのは負けパターンの研究を行い、自身のトレードの弱点を知ることです。
失敗したトレードに着目すると、一例として、下に挙げたような反省点が見えてきます。
これらの反省点に対して、下のように自分なりの弱点克服方法を書き出すことで、負けパターン脱出を図りましょう。
FXのチャートは市場参加者によって形作られているため、過去と全く同じ動きをすることはありません。そのため、勝ちパターンを意図的に再現することは難しいのですが、失敗する時の原因は共通していることが多く、ひとつずつチェックしていくことで無駄なトレードを削ることが可能です。
改善点を見つけたら、同じ失敗を繰り返さないようにトレード前のチェックリストを作るのもおすすめです。例えば、負けたらその日のトレードは終わり、というルールの上で「今日のトレード成績」という項目を作っておけば、負けた直後に無謀なエントリーをする頻度を減らせるでしょう。
トータルの損益を数字で把握することで自信につながる
トレードノートをつけるメリットの3つ目は、トータルの損益を数字で把握することで自信につながるという点です。
トレード記録をつけ始めると、予想以上に損失が多かったり、勝率が思うほど高くないといった悩みに直面することもあるかもしれません。しかし、FXは1回ごとのトレード成績よりも、1週間や1ヶ月などある程度まとまった単位でのトレード成績の方が重要です。
たとえ下の表のように1ヶ月のうち2週目まで全く勝てていなくても、月の後半で盛り返してトータル損益がプラスになったなら、トレード戦略は成り立っているといえます。もちろん利益は多いに越したことはありませんが、重要なのは総合的に見て利益が出ているかどうかなのです。
週 | 損益(週) | 損益(トータル) |
1週目 | -70,000円 | -70,000円 |
2週目 | -80,000円 | -150,000円 |
3週目 | +100,000円 | -50,000円 |
4週目 | +60,000円 | +10,000円 |
トレードノートをつけていれば、このように損益を大きな視点から見やすくなり、トレード成績の捉え方も変わってきます。
それだけでなく、1ヵ月、半年、1年とトレードの記録を取り続けて積み上げた記録は、自身が努力してきた結果として視覚化されます。着実に前進している感覚が得られることに加え、トレード成績が好転した際には成長を強く実感できるので、トレーダーとしての自信の礎となるでしょう。
FXに慣れていないうちは、結果が出ないとすぐにトレード手法やスタイルを変えてしまいがちです。しかし、構築してきたトレード戦略が機能するかどうかは少なくとも1ヶ月など、一定の期間見てみなければわからないので、焦らずに自分のトレードノートを分析してみてください。
トレードノートのおすすめ項目と書き方
トレードノートについての基礎知識を身につけたところで、トレードノートに書くべき具体的な項目と書き方について見ていきましょう。
トレードを記録に残す時のコツは、後で見返した時にどのような状況だったか、心理状況まで把握できるように詳細に記すことです。トレードノートの項目としては、最低でも以下の10項目以上を設けることをおすすめします。
これだけの項目があると、トレードごとに毎回書き込むことが億劫になってしまうこともあるかもしれません。ですが、エントリーの判断をした根拠からポジション保有中の精神状態、決済時にルール通りの動きができたかなど、詳細な記録があるほど振り返りの際には役に立ちます。
トレードノートをつけることもトレードの一部と考えて、忘れず記録を取ることが大切です。
取引日時(エントリータイミング)
取引日時(エントリータイミング)は、日付・曜日・時間まで正確に記載しましょう。
エントリータイミングは、実はトレードにおいて非常に重要です。ある程度の期間トレードを続けていると、特定の曜日や週、時には月にだけ勝ちトレード・負けトレードが偏ったり、東京時間やロンドン時間、ニューヨーク時間など、時間帯によって勝率にばらつきが生じることがあります。
トレード記録があれば、それらのデータを客観的に分析できるので、日時の傾向から勝ちパターンや負けパターンを見つけ出しやすくなります。
エントリータイミングがわかれば、トレード時のチャート画面を残し忘れても、記録からさかのぼることができるのもメリットですね。
決済日時(利確・損切りタイミング)
エントリータイミングと同様に、決済の日時も必ず記載しておくべき項目です。
エントリータイミングとあわせて利確や損切りのタイミングがわかれば、ポジションの保有時間も自ずと算出されます。もしポジションの保有時間が長い時だけ勝率が悪いようなら、エントリーや決済のタイミングを調整したり、トレードする時間帯を変えるなどの対策が考えられます。
逆に、特に勝率の良い保有時間があれば、デイトレードからスイングトレードに切り替えるなど、トレードスタイルを変える参考にもなるでしょう。
スキャルピングでトレードしているのに保有時間が1時間を超えているようなトレードがあれば、損切りできずにポジションを持ち続けてしまったトレードだな、という推測もできます。データから読み取れることは意外に多いんです。
買い・売り
買い(Bull)でエントリーするか、売り(Bear)でエントリーするかによっても、勝率に差が出てくることがあります。
買い・売りどちらでも一定の勝率を維持できていれば、現状のトレードスタイルを変更する必要性は薄いでしょう。しかし、買いエントリーの勝率が30%で売りエントリーの勝率が70%、といったように大きな偏りがあるようなら、得意な方向に絞ることもトレード戦略のひとつです。
損益比率(リスクリワードレシオ)
損益比率(リスクリワードレシオ)については、トレード前に想定していた数値からかけ離れていないか、都度書き込んでおきましょう。
当初設定していたリスクリワードレシオが「損失1:利益2」だったにも関わらず、結果的に「損失2:利益2」になっているようなケースが多ければ、損切りができていないことが読み取れます。どのような条件下で発生しているかまで分析できれば、トレード改善に大きく役立つはずです。
リスクリワードは基本的に最初に決めた通りにトレードしているはずなので、崩れていたら何か予想外の事態が起きている、ということですね。
獲得pips
獲得pipsは、トレード技術の向上がダイレクトに現れる要素です。
損益さえ記録してあれば獲得pipsの記録は必要ないのでは、と思う方もいるかもしれません。しかし金額はロット数やレバレッジの変更で簡単に変えることができるため、1回のトレードでどれだけの成果が出せたかを知るには、獲得pipsを見た方が正確なデータがわかります。
もしFXを始めて1ヶ月目は30pipsだったものが、3ヶ月後に50pipsになっていれば、確実な成長といえるでしょう。
損益
損益については、繰り返しますが1日の損益だけで一喜一憂するのではなく、1週間や1ヶ月単位で考えることが大切です。
ただし、常に一定以内の値で推移していた損益がいきなり大幅な増減を見せている場合は危険信号です。金額の増減はトレーダー自身の判断によるロット数やレバレッジの変更でしか起こり得ないため、損失を取り戻そうとした、などの理由で意図的に金額を変更した可能性が考えられます。
自身のトレードを振り返ってみて、不自然な増減があれば以降のトレードで改善を試みましょう。
短期的に見ると、長年FX相場で生き残っているベテラントレーダーでも芳しくない結果に終わることは珍しくありません。しかし、トレードの成否は時期的な要素やファンダメンタルズ要因などからも影響を受けるため、長期的な目線で結果を捉え、収支の改善に向けて取り組むことが重要です。
通貨ペア
取引した通貨ペアを記録しておくことは、シンプルに勝率アップのために役立ちます。
通貨ペアにはそれぞれに特徴があり、比較的値動きが安定しているUSD/JPY(ドル円)に対して、GBP/JPY(ポンド円)のような値動きの激しい通貨ペアも存在します。どちらの方が稼ぎやすいかはトレーダーによって異なるため、自分と相性の良い通貨ペアをトレードノートから見つけ出しましょう。
ロット数・レバレッジ
ロット数とレバレッジは、損失額をコントロールする上で非常に重要な役割を持っています。
資金管理のために事前に決めたロット数やレバレッジが守られていないと、一度の負けでも取り返しのつかない損失を出してしまうことも考えられます。FXを始めて間もなく早期退場に追い込まれないようにするためにも、リスクコントロールは厳格に行うことが大切です。
エントリーした根拠・決済した根拠
エントリーした根拠と決済した根拠は、後で見返した時に詳細がわかるよう、できるだけ具体的に書き込む必要があります。
あらかじめ「3つ以上の根拠が重ならなければエントリーしない」と決めているなら、それらの根拠が何だったのかを明確に記述します。もし根拠が足りなかったり、根拠とするには決め手に欠ける理由が挙げられているようなら、前回のトレードや当日の出来事を振り返りながら原因を探ってみてください。
そもそも全体の割合として勝ち目の薄いトレードばかりになっているのであれば、チャートの分析方法やエントリー条件を見直してみましょう。
自分の中では自信を持ってエントリーしたポジションでも、トレードから少し時間を置いて見てみると、根拠をこじつけてしまっているケースもあります。前回のトレードや、当日の出来事を振り返ると失敗する傾向が掴みやすいですよ。
トレード中の精神状態
トレード中の精神状態は、トレードノートで過去のトレードを振り返る際、冷静に取引できていたかどうかを知るための重要な情報です。
エントリー時の気持ちから、ポジション保有中の値動きを見て感じたことなどを具体的に言語化しましょう。トレードしている時に抱いていた感情を記録しておくと、どのような条件下、場面で取引を行うとメンタル面が崩れやすいのかが明確になります。
例えば、価格が逆行していると落ち着かないようなら、取引している金額が精神的な許容量を超えてしまっているのかもしれません。こうした場合には、資金管理のルールよりさらに金額を小さくして様子を見てみる、など柔軟に対応を検討することで改善に向けて対策を講じることができるでしょう。
メンタルコントロールが難しくなるシーンがはっきりすれば、そういう状況に陥らないためにはどうすれば良いか、自分で考えて試すことができますね。
トレードノートをつける時に重要なこと
実際にトレードノートを書く時には、以下の3つのポイントを意識しましょう。
トレードノートは、書き方を押さえておくだけで以降のトレードへの活かしやすさが大きく変わります。何よりも大切なのは正直な記録を取り続けることなので、形式や見栄えにこだわり過ぎず、自分にとって使いやすいトレードノートを柔軟に作り上げていってください。
トレードが終わったらすぐに記録する
トレードの記録は、必ずトレードが終わってすぐに書き込むようにしましょう。
トレード後すぐにノートを書けば、トレード中の思考や感情がまだ鮮明に頭の中に残っているので、具体的に記録しやすくなります。時間が経てば経つほど当時の状況を思い出すのは難しくなるため、後でまとめて書こう、というスタンスでいると記録の質が低下してしまいます。
一説には人間は記憶した内容を20分後には42%忘れている、ともいわれるので、本当に「トレード後すぐ」が記録のタイミングとしては理想的です。
また、「もしAをしたらBをする」とルールで決めおくこともおすすめです。
「トレードが終わったらトレードノートを記録する」のようにルールを作っておくと、習慣化されやすくなることが心理学的に立証されています。習慣化できれば、面倒くさいといった「感情」よりも「行動」に意識が向きやすくなるため、トレードノートを継続しやすくなるのです。
非常にシンプルな方法ですが、トレードノートの質が高まるだけでなく続けやすくなる効果も期待できるので、ぜひ実践してみてください。
自分にとっての続けやすさや見やすさを大切にする
トレードノートを書く時には、「続けやすいか」「自分にとって見やすいか」を重視しましょう。
トレードノートは継続してこそ効果が得られるものですが、いざ記録を始めてみると途中で辞めてしまうケースがほとんどです。
原因としては、「何に記録するか」や「どうやって記録するか」などで迷ったり、体裁や美しさへのこだわりが挙げられます。また、トレードの記録を残すとなると「後で見た時にわかりやすくまとめなければ」「体裁を整えなければ」と考えてしまい、丁寧に書きすぎて記録が重荷になってしまう方もいます。
しかし、トレードノートは基本的に誰かに見せるためのものではなく、自分が理解できれば良いので、ビジネス文書のように肩肘を張る必要は全くありません。トレードノートの書き方に絶対的な正解はないため、自分にとって続けやすい、ベストな書き方を見つけてください。
トレードノートって公文書みたいにカッチリした形式じゃないといけない、みたいなイメージもありましたが、日記をつけるような感覚でいいんですね。
記録する時も、「です」「ます」などを無理に使う必要はないので、普段の自分の言葉遣いで全く問題ありません。「どうすれば続けられるか」を念頭に置いて、書き方を工夫してみてください。
記録は単語の羅列ではなく文章で詳しく記載する
先ほどトレードノートは自分にとっての続けやすさを重視すべき、と説明しましたが、記録の内容は必ず文章で記すようにしましょう。
「勝利」「ストレス」「怒り」など、ただ単語を並べただけだと、後でトレードノートを見返しても取引時の詳細がわかりません。トレード直後に感情的になっていて詳細な記述が難しい場合は単語だけ先にメモしておき、数時間置いてからまとめるようにするなど工夫してみてください。
トレード中の精神状態などについて記す際には、「エントリー後に何時間も含み損を抱えることになり、ものすごくストレスだった」「損切りができずに想定外の損失が出て、イライラして物に当たってしまった」等、当時の状況が想像できるような記述の仕方が理想的です。
記述が詳細であればあるほど予防策も立てやすくなるので、トレードの改善をより早く進めることが可能です。
文章にするのが苦手な方は、頭に浮かんだ言葉に対して「なぜ?」と自問自答して深掘りしていくと自分の感情を言語化しやすくなりますよ。
トレードノートの効果的な振り返り方
最後に、トレードノートの効果的な振り返り方についてお伝えしておきます。
トレードノートを見て過去のトレードを振り返るといっても、ただ漫然と眺めるだけでは高い効果は期待できません。せっかく時間をかけて作り上げたトレードノートから最大限の学びを得るためにも、振り返りの際には下の2つのポイントを意識しましょう。
定期的に振り返り「勝ちパターン」「負けパターン」を知る
トレードノートの振り返りは、毎週土曜日などスケジュールを決めて定期的に行うことが大切です。
トレードのたびに毎回記録を取ることは、必要とはいえ少なからず負担になることは間違いないので、つい書くだけで満足してしまいがちです。しかし、書いたまま放置していたのではトレードノートをつけている意味がないため、週末などにまとまった時間を取って集中的に振り返りましょう。
土曜日ならチャートが動いていなくて取引もできないので、トレードノートを見返すには最適です。もちろん、余裕があれば毎日その日のトレードを復習できた方がいいですが、弱点を明確にするためにも、ゆっくり腰を据えて分析できるタイミングを優先してください。
トレードの記録を積み重ねていくと、データの中から「勝ちパターン」や「負けパターン」が浮かび上がってくるので、より勝率の高いトレード戦略を立てることが可能になります。
ただし、こうしたパターンはたった数回のトレードで見えてくるものではありません。10回、50回、100回とトレードの記録が増えるにつれて、成功や失敗のパターンの信頼度は増していき、見直すたびに分析の精度も高くなっていきます。
トレードノートは記録の正確性だけでなく、どれだけのデータ量があるかも重要になるので、後で見返した時に真価を発揮できるよう毎日コツコツと積み上げていってください。
振り返りの時にプラス面や成長できた点を書き足す
トレードノートを振り返る時には、トレードで良かった点や成長できた点を書き足すことも成長の糧になります。
まだFXトレードを始めたばかりだと、トレードノートに記載することはマイナス面ばかりになりがちです。しかし、弱点は自覚することが改善への第一歩です。トレードノートで「気づき」を得ることができたら、意識的に弱点克服へ向けて取り組んでみましょう。
「損切りができない」という弱点が明確になったのであれば、モニターに注意喚起のメモを貼っておくなど、簡単なことから対策してみてください。そうして損切りができるようになったなら、過程をトレードノートに書き込むことで成長が視覚化され、トレードや記録をつけることへのモチベーションへとつながります。
「前回のトレードより良くなったこと」を意識しながら成長したポイントを書き込むと、トレードノートを振り返るのも楽しくなります!
また、トレードノートを見返す時にはトレード結果をプラスの側面から見ることも大切です。
「損切り」という単語だけを切り取ると損失によるマイナスの側面が目立ちますが、適切にリスク管理ができたというプラスの側面も持ち合わせています。前回のトレードから成長していないように感じられても、プラスの側面から見ることで学べることは多いので、記録を多角的に捉えて次のトレードへと活かしましょう。
トレードノートは、使い方次第でトレードスキルを何段階もレベルアップさせてくれるツールになります。過去の自分を超えることが成長への近道なので、その記録の結晶を効果的に活用してください。
まとめ:トレードノートはトレードのレベルアップに欠かせない
今回は、トレードノートの重要性や具体的な書き方、トレードへの活用方法について解説しました。
トレードノートは単なる過去のトレードの記録集ではなく、トレードの質を高め、安定した成績を目指すために役立つ自己分析と成長のための強力なツールです。
ただし、トレードノートは手段であって目的ではありません。トレードノートをつける目的はあくまでもトレードの勝率を上げることなので、トレードノートを書くこと自体が目的にすり替わらないよう、記録をどう活かすかも考えた上で必要な項目を書き込んでいきましょう。
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